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安積国造神社
宮司 安藤智重
〒963-8005
福島県郡山市
清水台1-6-23
TEL:024-932-1145 |
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第61代宮司安藤國重の次男は、日本画家で日展会友の安藤重春です。
明治45年(1912)に生まれ、旧制安積中学卒業後、東京美術学校(芸大)で日本画を学びました。
小泉勝爾、結城素明に師事、高山辰雄と交友を持ちました。
卒業した年、大日美術院に入選を果し注目を集めましたが、兵役に駆り出され中国大陸へ渡りました。
昭和17年(1942)に召集解除、帰国し東京で制作活動を行いました。
戦火が烈しくなり、昭和20年(1945)郷里郡山に戻り、終戦を迎えました。
画伯は、荒れ果てたふるさとを思い、郡山に文化の種を撒き育てることを決意しました。
その気持ちは『帰去来』の画などにもあらわれています。
昭和21年(1946)、郡山美術展覧会を公会堂で開催、戦禍で疲弊、荒廃した人心を慰めました。
それ以来、郡山の文化向上に長年にわたって尽しました。
昭和23年(1948)には、兄の安藤貞重宮司とともに安積幼稚園を開園しました。
本業の日展会友の画家として、日展に数多くの作品を出しました。
平成11年(1999)、郡山市立美術館にて「安藤重春展」が開催されました。
自然を愛し、子どもを慈しんだ画家でした。
画を決して売らないという姿勢を貫きました。
平成18年(2006)、94歳で没しました。
画集に『安藤重春展』図録・『画心』・『小さい神様』、著作に『画の心と画家のたわごと』・『一粒三十年』があります。
市内の各施設に日展に出品した画を寄贈しています。
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